{雑}龍が如く2

そして本物の龍は、唯一孤高の伝説となる――

龍が如く2

龍が如く2

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B級ヤクザ映画体感ゲームの続編
前作以上の豪華キャスト(舘ひろし赤井英和など)、進化した戦闘、豊富なミニゲーム
ディスク2枚組みで送る
ACNXのように未来編・過去編のように分けて、DVDディスク2枚に収録するというのは前からありましたが
1枚目と2枚目が連続した形で出るのは今作が初めてのはず
 
プレイ時間は20時間強、サブストーリーの攻略具合は半分ほど
このゲーム、メインシナリオとサブストーリーの割合が半々くらいですので
サブストーリーをきっちりとクリアすれば30時間ほどかかると思います
ただ、やりこみ要素はサブストーリーの攻略具合以外に、食べた食品の種類や
落としたキャバ嬢、発動したヒートアクションなどもカウントされるので、やりこもうと思えば何時間も出来るはず、特にミニゲームの将棋や麻雀が本格派で熱いっ!
 
アクション部分は前作を正当に進化させた形、基本アクションは前作と変わらず(攻撃が全方位に放てるようになったくらいです)、多彩な状況を想定したヒートアクション(地形を利用した必殺技)が大幅に増量されています
ヒートアクションはとにかく痛い、倒れた相手に自転車を叩きつけさらにストンピング顔面を壁に叩きつけ追い討ちに膝、通りすがりの人から生タコを受け取り顔面に叩きつける、などなど
なんか叩きつけるってシチュエーションが多い気がします、暴力的っ
そう、暴力的なアクションがウリのこのゲームです
 
ストーリーは……前作よりは盛り上がりにかけたような気もします
前作の東城会の跡目争いから海外組織の手、政府の陰謀が絡みだし、最後は二人の男の意地の激突に収束するシナリオは硬派一直線でとても良かったのですが
今回は、元極道の主人公、桐生とヤクザ狩りの女刑事、狭山とのラブストーリーが主軸におかれたせいか、燃えどころが割り食った感じです、要所要所、特に終盤できっちり盛り上げてくれますが、あー大阪城とかは笑いどころです、さすが関西人、身を張ったギャグをありがとう
キャストについてですが、赤井英和ナチュラルな関西弁が良かったですね
反してヒロインにあたる狭山薫の演技が一部怪しいところがあったような……
 
音楽に関して、とかくクレイジーケンバンドが挿入歌・EDを担当するということが決まって、興奮したものですが、期待にしっかりと答えてくれました
挿入歌『黒い傷跡のブルース』、ED曲『12月17日』ともに曲とムービーがよくあっていて、私的にベストは12月17日の『それじゃ最後に俺からひとつ伝えるぜ』(うろ覚え)の部分、桐生が狭山に何かを伝えるシーンでシンクロしていました

グラフィックは前作と大して変わっていません、カメラワークが悪いです、拡大は出来るようになりましたが、視点の移動を自由にさせて欲しいところ
後はあれですね、街中の移動が非常にめんどい、自転車やバイクの実装を求む
アジトや要所へのワープ機能とか
 
総評すると、前作やった人は買い、前作やってない人にもおすすめです