{雑}今日読んだもの
- 作者: 山田風太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/05/14
- メディア: 文庫
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「まずいっ、悠太郎は家来が殺されたことより幼い子供が殺されたことに怒るタイプ!」
時は徳川五代将軍綱吉の世、先代の落胤である葵悠太郎が世に出ることを阻止するため
甲賀七忍が迫る、端から将軍の座になど興味のなかった悠太郎、腹心の家来が殺されてもなんの関心も示さなかった、しかし幼い子供が忍の手にかかったとき彼は甲賀七忍を残らず討ち取ることを決意する
うん、いつもどおりの忍法帳でした
ただ今回、相手の忍者が弱かったんだか、一刀流の使い手である悠太郎がやたらと強かったんだか(彼の師である織部玄左衛門は伊藤一刀斎の直弟子、あっさり殺られます)
正面から戦って勝っています、不意を突いたり作戦勝ちみたいなのはないので
駆け引きは楽しめないかな、著者本人が言っているとおり『少年小説』あっさりすっきりたのしめました
ですがやはり、甲賀忍法帳(バジリスクしか読んだことないですが……)の薬師寺天膳や
魔界転生の宮本武蔵級に邪悪な敵キャラもほしいところ
今回の黒幕である柳沢吉保は清和源氏の子孫だとか、うーん九羅香の子孫か……
後半登場の虚無僧の正体に吹いた、ああ、予想できたんだけどなぁ
弥七はでないのー?