渚のロブスター少女

悪がそこにいなくても、正義の味方はここにいる

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中学生のちょっとコンプレックス抱えた少女がその克服のために努力するという私の好みにジャストミートな作風、でっかく挫折して欝展開入ってくれればまさにスィートポイント、ライジングインパクトなんですが、そんなことは無いです、そんな作品じゃないです
 
中学二年生のカナヅチ少女、みおは、発明家のお兄ちゃんに頼まれて、ロブスター型パワードスーツ『Rユニット』を装着し、ひと夏限りの正義の味方として働くことになる、という話なのですが、スクール水着(旧型)+ランドセル+パイルバンカーの変態メカニックに隠れたみおの葛藤と成長が主題、自分の悪いところばかり見せていた友達に、最後に自分のいいところを見せてあげたいという健気な奮闘と、やるべきをこと成せない中学生の無力さの落差が良い、決意と挫折と奮闘と失望、そして成長が全編と押して描かれるのが好印象
 
リアリティはかなり排除されていますが、つっこむのは無粋
 
……中学生の恋愛とか嫌いなんだろうか、私って