劇場版アクエリオン-壱発逆転篇-

もう一度、あなたと合体したい

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劇場版の前半にやった30分短編
劇場版からの変更でOP(TV版と同じ)とED(GoTight!)が入りますますTV版調に、内容もTV版と同じくとにかく変でした
登場人物がシリアスに青春して熱血して製作者の思想で締める、いつものアクエリオンです

しかしまぁパチンコ効果とかCM見て所見の人もそれなりにいただろうけど、30秒の解説で分かるシンプルな舞台背景と、立ち位置の分かりやすい濃いおバカなキャラクター、なによりギャグなのかシリアスなのか良く分からないおかしなくらい勢いのある河森脚本でアクエリオンの世界を伝えるには中々良い教材だったんじゃないかなと思います
 
作中でも『始めに歌ありき』(これはアクエリオンが"歌アニメ"といわれていることへの自虐かw)といわれているとおり見所はやはり歌、作中の世界観を写した『創聖のアクエリオン』を登場人物たちが歌いだす
物語の盛り上がる部分で流れる主題歌ってのはいやおうがなしに燃ゆる乙男心を刺激されものですがやはりこの歌は別格、アクエリオンの危機を前にして不動指令が突如歌詞をつぶやきだした時には吹いたと同時になにか感動するものがありました、ああ、ついにこれが来るのか、と
『一万年と二千年前から〜』で興奮する人はテンションの上がりすぎに注意
 
プライドが高く、主人公アポロを見下すライバルのシリウスがね、アクエリオンに乗って歌う妹に向かって『声が小さい!』と叫ぶところが私的には大ヒット、現れるたびポエムを作って『美しい……』とか行ってるようなナルシーな兄ちゃんだけどこういう粋を分かってくれる人なんだよ!アクエリオンに乗ってない人間だってパイロットと一緒に戦ってる一体感、これも合体!……のような気がします