{雑}今日の読書・久方ぶりにラノベ

されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)

されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)

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重い重い重い重い重い重い重い重い重い重い重い重い
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
 
これ随分前にも読んでるんですが感想です
さて、これは理不尽理系ハードボイルドファンタジーアクション小説ですね
 
「行き場の無い人間が最後に行き着く町」エリダナで、裏の仕事を、時に表の仕事を請け負う
攻性呪式士のガユスとギギナの戦いを描く、ひたすらに救いの無い話
二巻のナリシアが不憫で不憫で……(泣
 
特徴はそのじめじめして暗くて重い話の流れと、軽妙と言うには回りくどすぎる主人公二人の悪口の応酬、そしてひたすら難解な呪式解説である
電磁光学系や科学錬生系はなんとなーく、おおすげえー的な感想を持てるものの
戦闘時の化学変化がどうとかそういうのは固有結界と思って雰囲気だけ感じ取って読み飛ばすが吉、特に生体変化系、筋肉の膨張がウンタラとか説明、読んでらんない
 
設定は割りとかなり無駄なとこまで練られていて、会話の端々にちまちま出つつ、話が進むにつれて確かに消化されている
 
主人公たちの前に現れるのは彼らを越える魔人ばかり、しかも大抵複数、一人倒すと後ろにさらに二人居ることなんてザラ
事態は最悪な方向以外通行止め、それを正面から、時には言葉で、時には力ずくで進んでいく
心に深い深い傷をいくつも刻みながら
そんな話、特に二巻と長編四巻はこれが顕著
ナリシアァァッ!
アナピアァァッ!
 
歪んだ人の内面(ダブルミーニング)かかせたら最近のラノベじゃあかなり上位に居ると思う
エロくてグロくてずしんと響きます