東亰異聞

『お帰り道中お気をつけて、もう夜は決して暗いだけではございませんよ』

東亰異聞 (新潮文庫)

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明治の東京を舞台とした怪奇ミステリー
　
怪奇幻想の皮被った連続犯罪というのは大好きです、主人公が捜査を通して自分の過去の傷をえぐられたり、動機に狂わざるをえなかった事情とか、誤解とかすれ違いとかそういうのもあればさらにグッド、そういう話です
謎解き部分より、人間の動きを見るのが面白い
　
輔の登場が唐突だったのがちょっと気になります、この作品のオカルト面を解決するキャラですが、もう少し始めのうちから匂わせておくことも出来たんじゃないかなーと
　
オチは予想しつつも驚かされた、こういうのも大好きだ、というか、こういうのがいいんだっ