とらドラ 第二話『大河と竜治』

 とらドラは原作を買ってはおらずもっぱら図書館で借りて購読しています、ですので、最初のほうの巻を読んだのもずいぶん前、「あーあったあったこんなの」と思いながら見ています、その中でも今回の電柱を蹴飛ばして傾けるエピソードは印象に残っています
 
 大河も竜治も好きで避けられているわけじゃあない、周囲から恐れられ理解されない本当の自分というものがある、そんな中、少なからず本当の自分というものを理解して接してくれる櫛枝や北村は、大河と竜治には輝いて写ったのではないか、そのうちに彼らを理解する人物が彼ら二人だけでないと気づいたとき二人の関係がどうなるかが気になります
……原作最新刊は読んでいないのですけどそんな感じになってるとかなってないとか
 
 周囲の無理解のイライラを電柱にぶつける二人、電柱を傾けたことで大河は勝利宣言、北村に告ることを決めます
「目標に邁進し達成できたら、全部うまくいく」なんて題材は、決意や旅立ちのための儀式としてよく使われますよね
目に見えない、どうにもならない問題を視覚化する手法で、目標の持つ説得力や面白さが肝なのですが、『電柱を傾ける』なんてのは身近でいてパワフルで、大河らしいという意味で面白いと思います