仮面ライダーディケイド 31話『世界の破壊者』

あってはならない?『NEXT』が。チェックせよ

公式も自覚はあるんですね…。
 
○花嫁を失ったスーパーアポロガイストの戦力にディケイド・ディエンド・クウガ・キバの4人ライダーはなす術もない。
さらにアポロガイストは、一度失った命を士の命で補って復活した夏美を新たな花嫁としてさらってしまう。
 
ボロボロの士の前に現れたは剣崎一真だ、世界の融合→崩壊の現象、カズマが消えたことはすべてディケイドが生まれたせいだと言う

『俺は剣崎一真、またの名を仮面ライダーブレイド

真の仮面ライダーブレイド・キングフォームが士に襲い掛かる。
しかし椿隆之、滑舌の悪さが本当に変わらないなw
 
このへんのキングフォームの動きが元のイメージと全然合わないぞ、キングラウザーを片手で振ってるからかしら、原作では両手でしたよね、確か。
 

『どんなたびにも無駄はないよ、無駄な人生がないようにね』

自分が訪れた世界が、自分のせいで消えてしまう、その事実に苦しむ士
ディケイドの癒し係・栄次郎に諭され、共に旅をしてきた仲間を救いに再び立ち上がる。
 
…が、そこに水を差すのは久しぶりに登場のキバーラだ。
士への来客、それはアスムとワタル、世界の崩壊を防ぐため士をこの世界から追い出す、出て行かなければ破壊する、その決意を固めた二人と士は戦うことになる。
変身しようとしない士を見かねて、響鬼とキバを止めに入るユウスケ。
旅の仲間の夏美は助けたい、だがその後、ディケイドの処遇をどうするのか、剣崎に問われてしまう。
 

『君を倒せるのは僕だけだ。その最高の宝を僕は奪われたくない』

アポロガイストは士との一騎打ちの旨を記した果たし状を送りつける、だが実際はアポロガイストは再生怪人を率いて待ち受けている。
罠と知っても死地へ向かう士に、海東は叫ぶ。
先週から急に仲間面し始めた海東ですが、なんかウルっときたぜ、経過をすっとばして突然の急展開は平成ライダーのお約束だッ
 

『もしも俺が死んだら、世界はお前にくれてやる。だが、夏美達は!夏美達のことは頼む。』

竜王よろしく勝手に世界を譲渡する世界の破壊者さん。
『ここがドラクエの世界か…』『俺の役割は今夜をお楽しむことらしい』ですね、分かります。
『ファイナルアタックライドゥ!ユユユ、勇者ァ!』
ディケイドライデインだ。
 

『この女を花嫁にして、世界にとって最高に迷惑な奴になるのだ』

夏美をドレスアップしたうえ、炎天下の下、薔薇で拘束するアポロさん。
汗をかいた脇の匂いをかぐ趣味でもあるのだろうか。
そんなお楽しみの最中にやってくる士、カード投げで薔薇を断ち切る特技を披露した上で

『例え世界の全てを敵に回しても、たった一人を護る為に戦う、ソレが仲間ってもんだろう』

セカイ系っていうこういうことを言うんでしょうか。
夏美を助けても結局夏美の世界を消滅させてしまうという、アポロさんの指摘は激昂して跳ね除けるのですが、この辺ブラフでもいいからきっちり返して欲しかったなぁ。
その幻想をぶち壊(ry
士君はどんなことでも大体余裕綽々の天才キャラだけに、自信たっぷり彼らしく返して欲しかったぜ。
  

『たった一人も笑顔に出来ないんじゃ、世界中の人を笑顔になんて出来ない』

お宝のために戦う海東、自分の世界を持つユウスケも参戦だ。
思い直したワタルとアスムもそろって、五人ライダーが再生怪人を撃破する。
 
アポロガイストはディエンドのファイナルアタックライドを譲り受けたディケイドとディエンドの同時攻撃によって倒れる。復活の予告を残して倒れるのはラスボスのお約束…なんだが、実際のとこ普通に甦りそうな気がします。
 
○全ては終わった…かに見えた。
戦場に立つ夏美は気付く、この場所が『ライダー大戦の夢』とまったく同じだということに。
突然消滅するワタルとアスム、士の意識は『最初の夜』へと飛ぶ。
士に世界を旅する氏名を告げた男、紅渡
長い旅の後、『原点』が不気味に甦るシチュエーションは大好き、P4とかな、ゾクゾク美!
 
渡は告げる


『貴方は全てのライダーを破壊しなくてはならなかった、だが貴方は仲間にしてしまった。それは大きな過ちでした。』
『今から僕の仲間が貴方の旅を終わらせます』

渡は真の仮面ライダーキバに変身、士を襲う。
士の意識が現在に戻ったとき、彼の前には7人のライダーが現れていた。
 
さらに剣崎一真が変身する仮面ライダーブレイドを加えて8人。
アポロガイストの刃に倒れたユウスケをキバーラが甦らせた仮面ライダークウガ・アルティメットフォームが加わり9人。
9つの世界のライダーが士の敵に回った。
 

『ディケイドは全ての世界を滅ぼす、全ての仮面ライダーを、そして門矢士をもほろぼすのだ!』

叫ぶ鳴滝、ディケイド=士ではない?
鳴滝の目的はディケイドの破壊ではなく、士の消滅だったのだろうか。
士は大ショッカーの大首領なので、ショッカーの出現を危惧していた鳴滝的には納得の行く目的なのだが。
 
9人のライダーと戦うディケイドの元へ、ディエンドが走りよる。
ディケイドへ銃口を向けたディエンドが、その引き金を引いた。
 
 
○続きは劇場版で!
…というネタバレ情報を三、四日前に見たときは衝撃もありましたが、それまでの経過を考えれば、伏線丸投げか、劇場版商法か、どちらかというのは明白、できうるなら前者を選んだ上で、劇場版としてもらえれば『劇場版が真の最終回だよ』というネタとして受け入れられもしたと思うのですが。
 
メタな視点で物を見てしまうのは悪癖ですね。
 
あまり誉められた手法ではないですよね、お祭りとはいえ、やりすぎ。
尺が足りないから情状酌量の余地はあるけれど、少なくともTV版はTV版で一区切り置くべきだったと思う。
 
それはそれとして冬の映画へのワクワクが止まりません。
ディケイドの正体、もう一人の士、そして仮面ライダーキバーラ、早くこいこい12月。