カードキャプターさくら Vol.14 [DVD]

カードキャプターさくら Vol.14 [DVD]

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カードキャプターさくら Vol.15 [DVD]

カードキャプターさくら Vol.15 [DVD]

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魔法少女アニメの金字塔、NHK最大のマジカルアニメ完結
DVDメニュー画面の右下『Disc−15』の文字に、よく見続けたなぁと思う
 
第1期OPの劇元気たっぷりのいかにも小学生が主人公な感じから2期OP、3期OPと徐々に幼さが抜けていく、アニメの内容もそれと連動していて、三機の登場人物達は小学生の癖に『大好きな人が幸せであればいい』と微笑みながら口にするような成熟具合、小狼がさくらに自分の気持ちを伝えるのを最終話直前まで引っ張り倒した理由も『さくらは失恋の苦しみを知っているので自分が告ったら優しい彼女は困るだろう』と、
結局自分の気持ちを伝えて日本を去るわけですが、返事がなくてもそれでいい、と
愛は見返りを求めないとか、人生周回プレイして経験点ためてんじゃないかと疑わしい
一期のさくら・小狼・苺鈴の小学生らしい意地の張り合いが懐かしいです
歳相応なのは智代とさくらの私服と衣装のセンス(ロリ系)くらいか
……前者はむしろ親父趣味
実年齢と精神年齢の落差がもっともでかいのは桃矢兄ちゃんで、桜を見守る心境は兄ではなくもはや父親の領域、もうBLに関しては何も言わないぜ!
 
月がさくらに与えた試練は『大切にしたい感情が消える』ことで
クロウ・リードが最期に為したことは『大切にしたい人たち』のためにしたこと
物語に大きな影響を及ぼす重要キャラに限らず、作中の人物達の行動動機は全て『大切にしたい誰かのため』であったり『大切にしたい誰かへの想い』と語られていました
思えば作中に恋とか愛といったキーワードはまったくでず、好きという言葉も恋愛だけでなく親愛、友愛を込めた意味で使われていましたね
『好き』『大切にしたい』って素敵で無敵な言葉にたくさんの意味を込めて語らせた、まことピュアな作品だったと思います
  
さくらが出した答えは分かっちゃいるんだけども、それが語られるのは劇場版『封印されたカード』で
どこのビデオ屋にも劇場版DVDがありませんなー